病院長挨拶

小山勇
国際医療センター 病院長 小山 勇

国際医療センターは、がん、心臓病、そして、脳卒中を含む救命救急に特化した専門病院ですが、初期研修医には特定の専門教育ではなく、専門医療のバックボーンとなる総合診療に重点をおいて教育しています。初期研修はその後の後期研修(シニアレジデント)に連続する重要な研修と位置付け、初期研修・後期研修を合わせた一貫教育を当院は目指しています。今後すべての医師が何らかの専門医を取得することが義務化される見込みです。必ず最短で希望の専門医を取得できるようなプログラムを初期研修から組んでいます。また、当院には各専門領域に国際的なレベルの医師がたくさん在籍していますので、若いうちに臨床研究にも関わり、博士取得をめざしたいという方の指導にも十分対応しています。

国際医療センターの信条は「徹底的な患者中心の医療」であり、患者さん一人ひとりを大切にし、安心・安全で満足度の高い医療の提供を理念としています。私どもに来院された患者さんは、紹介あるいは救急外来を問わず、すべての関係する診療科の医師が協力して診療にあたります。同じ診療科内はもちろん、診療科同士の横の繋がりを重要視していますので、自分の研修している診療科に限らずに、関わるすべての先生が指導者だと思ってください。

これから医師としての長い人生の中で、最初の数年間はとても大切な時期です。患者さん一人ひとりを大切に、そして丁寧に診てください。個々の診断・治療の考え方や医療技術の習得のみならず、カンファランスでの討論、そして患者さんおよびその家族との接し方、さらには他の医療スタッフとの協調など、指導医あるいは周りのスタッフから貪欲に吸収してください。救命救急センターには外傷などのショックの患者のみならず、がん、心臓、脳卒中などの疾病救急もたくさん来院します。すでに、ある程度診断のついた患者さんではなく、全く新たな患者さんを最初に診るということはとても大切なことです。まさにそれがプライマリケアですが、研修中は当直を含めてできるだけ救急に関与するように努めてください。

将来の自分のロールモデルになるような先生がこの国際医療センターできっと見つかると思います。研修医の皆さんが、数年後には自信に満ちて優しい医療人になっていることを信じています。できうる限りの応援をしますので、どんなことでも相談ください。

国際医療センター
病院長 小山 勇

臨床研修センター室長メッセージ

鈴木 孝明
臨床研修センター 室長 鈴木 孝明

埼玉医科大学国際医療センターは2007年4月に開院しました。開院後、着実に院内の整備が進み、いま正に充実期に入っており、アメリカにあるメイヨークリニックと同様、徹底した患者第一主義を掲げ、日本のメイヨークリニックを目指しています。そして、若い研修医の先生方がこれからの医療を支え、本当の意味で患者さんのお役に立てる医師に育つように、埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センターとともに真剣に研修内容を考えています。

当院は、3病院合わせて約3,000床を有する埼玉医科大学病院群で、3病院の各分野の最先端の技術や設備を体験しながら自分らしい研修を行うことが可能です。

研修医の自主性に任せ、将来の自分の専門を決めていくもっとも自由度の高いプログラム(埼玉医科大学3病院自由選択プログラム)や、研究マインドを持った研修医が大学院履修をしながら臨床研修を行うプログラム(埼玉医科大学国際医療センター研究マインド育成自由選択プログラム)、多彩な症例を通じて多くの手技を経験し、適切な判断ができる外科系医師を育成することを第1目標とするプログラム(埼玉医科大学国際医療センター特設外科系プログラム)の3つのプログラムがあり、どのプログラムも自信を持ってお薦めできます。

臨床研修センターは、研修医のみなさんの希望を出来るだけ多く取り入れ、最大限希望に沿えるように努力します。

初期研修が終わり、専門を決めて進みたい方は、それぞれの分野にシニアレジデント(助教)として採用させていただきます。シニアレジデントとは、2年間の初期研修が修了後に自分が進む分野(内科、外科、専門科など)で学会専門医または認定医(各分野によって必要取得年限が異なる)を取得するまでの期間と考えています。

当院は、多くの分野で日本中のエキスパートが揃っておりますが学閥は全くなく、非常に自由な雰囲気です。そのような雰囲気の中、高水準の専門レベルでの研修をすることが出来ます。卒業生のみならず全国より、その専門性を求めて、シニアレジデント(助教)として当院へ就職されています。

医学部卒業後、まだまだ自分の将来に不安や悩みを抱えているのが研修医です。医師として最も大切な資質である"どれだけ患者さんのために一生懸命になれるか"は、医師になって最初の数年で決まりますから、研修の最終目標は"どの分野であっても、どのように患者さんのために努力できるか"、を学んでいただくことです。

我々臨床研修センターは、一人ひとりの進路を一緒に考えながら責任を持ってお世話いたしますので、是非、悔いのない研修をして下さい。

臨床研修センター
室長 鈴木 孝明