専門・認定看護師インタビューA certified nurse's interview

埼玉医科大学総合医療センター
精神看護専門看護師
メンタルクリニック外来勤務
2009年3月入職 大賀さん
患者さんの精神面のサポートの重要さを痛感して

入職動機 Motive

大学を卒業後、はじめに勤務したのは他院のがん病棟でした。そこでは、がんの告知現場や、手術や化学療法などの治療、その後の再発、再入院、終末期と、さまざまな局面に立ち会いました。そこで痛感したのが、患者さんの精神面のサポートの大切さでした。入院生活が長くなるなかで不安が募り、精神疾患を発症し、治療を受けることが難しくなる患者さんもいらっしゃいます。そんな時、いちばん近くにいる看護師にメンタル面のサポートができればと思い、精神看護専門看護師を目指すことにしました。当院に入職したのは、身体的疾患と精神的疾患をつないで診療する「リエゾン活動」において、先進的な取り組みをしている病院だったからです。

現在の仕事内容Job description

患者さんが安心して治療に専念できるようバックアップすることが、私の役目です。はじめに、患者さんの話をじっくり聞きます。何に不安を感じ、何を希望されているのか。話だけで気持ちが落ち着くという方もいらっしゃいます。精神的苦痛で治療が受けられなくなった方には、ご自分の病気と状態について理解してもらえるよう、一緒に向き合います。病棟の看護師から相談を受けることも多いです。看護師も患者さんの精神的ケアを心がけていますが、対応の難しいケースに私が介入することになります。先日、すでに意識のない患者さんで、ご家族が胃ろうのためのチューブを入れるかどうか判断しなければならなくなりました。たいへん難しい局面で、病棟スタッフから「家族にどう対応したらよいか」と相談を受けました。病棟看護師を中心にご家族と一生懸命かかわり、迷いながらも胃ろうチューブ造設の決断をして転院されました。後にスタッフから「相談してよかった。勉強になった」と言われたりすることが、私自身の励みになります。

目標・ビジョンVision

症例は一人ひとり違います。教科書から学ぶことも大切ですが、実践を通して学ぶことが非常に多いと感じています。好きで入院している患者さんはいません。一人でも多くの方に、苦痛なく治療を受けていただきたいと思っています。看護師をはじめ医療スタッフとのチームワークも大切です。協働して、患者さんの精神的ケアを充実させていきたいと思います。幼い子どもがいますが、子育てに奮闘しながら、専門看護師の仕事を充実させていくことが今後の目標になります。現在、当院の精神看護専門看護師は私1名ですが、若手の育成にも貢献していきたいです。

学生の方へのメッセージMessage

医科大学病院ですので、看護師になってから教育を受ける機会が豊富です。臨床経験を積んだうえで、認定看護師や専門看護師などの資格取得を目指すもよし、看護学生の教育に携わるもよし。看護師になってからの間口が広く、いろいろな道にチャレンジできることが最大の特長だと思います。当院には、目標にできる先輩たちもたくさんいます。

 

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