専門・認定看護師インタビューA certified nurse's interview

埼玉医科大学総合医療センター
新生児集中ケア認定看護師
NICU勤務
1998年4月入職 野口さん
後輩の「できました」の報告が私の喜び。指導に力が入ります

入職動機 Motive

入職当初は、埼玉医科大学病院の小児科に勤務していました。子どもの病気は子ども自身には何の罪もないので、早く元気になってほしいという思いが自然とわき上がり、無心でケアすることができました。入職3年目の2000年、総合医療センターにNICUの新病棟がオープンし、最新のNICUで最先端の医療を学びたいと異動の希望を出しました。
認定看護師の資格取得を考え始めたのは看護師になって2~3年目、後輩の指導に関心を持つようになってからです。私はあくまでも臨床に関わっていたかったので、自分の経験やスキルを専門的な立場で指導するために認定看護師を目指しました。

現在の仕事内容Job description

当院のNICUは169床と世界有数の規模を誇ります。看護師は約140名。そのうち新人が約40名、認定看護師は5名です。認定看護師の仕事は「実践」、「指導」、「相談」の3本柱。「実践」は患者さんへの看護。「指導」は主に対看護師です。「相談」は看護師から相談を受け、指導的立場からコーチングし、次からは自分で解決できるようになってもらうこと。コーチングした後輩から「わかりました!」と報告を受けると、とてもやり甲斐を感じます。
病室では一部の看護師のスキルが優れているだけでは不十分です。特にNICUのような緊急性を求められる病室では、スタッフのレベルが一定でないといけません。ナイチンゲールの言葉に「あなたがそこにいない時も同じ処置ができるようにしなさい」とあります。看護師のスキルを一定レベルに高めることが、認定看護師の役目だと思います。

目標・ビジョンVision

現在、NICUの看護マニュアルを作成しています。これまでの経験によって蓄積されてきた看護のスキルを、客観的に数値化。つまり“見える化”して指導に役立てたい。そのベースになる研究も課外活動的に行っています。若手スタッフと看護データを収集・分析し、レポートを学会に発表しています。自分たちの仕事をひとつの成果として発表でき、また院内外から注目されますので、やり甲斐をもって取り組んでいます。医師もデータの提供などに協力してくださいます。研究・指導機関としての大学病院らしい一面です。
NICUの方針としては、新生児の命を救うだけでなく、親子の絆を育めるケアを目指しています。例えば、NICUの中でも母親におむつ交換をしてもらうことはできます。このように、病院と家族が協同でケアできる体制をつくっていきたいと思います。

学生の方へのメッセージMessage

たとえ入職時に希望した診察科に配属されなくても、がっかりしないでください。看護師は文字どおり、看る人、護る人です。患者さんを見守ってあげるのが仕事。それはどの科で勤務しても同じです。患者さんから見れば、あなたは何科であろうと立派な看護師です。看護師を続けていくなかで、やりたいことを見つけられると思います。当院は、それをサポートしてくれる体制が整っている病院です。

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